On the Homefront

東京大学文科3類ドイツ語クラス卒業生の共同ブログです。個々人が、それぞれに思うことを述べていきます。

五十嵐

あの頃に戻りたくない

ハタチを過ぎたあたりから年を取るのが嫌になった。などと思ったりはしていながら、昔に帰りたいとか子供に戻りたいとは、想像していたほど、というか全然、思わないんですね。 こういうことを実感するために私はたくさん言葉を書き散らしてきたのだ。過去に…

生きる時間が足りない

週5日勤務とか一日8時間労働とかほんとバカだなと思う。それですら最低ラインって、生きてるヒマを確保するにはどう考えても時間が足りないだろ。 まあ中高生のころはもっと時間が足りなかった。それでよくやっていけたなあと思うけれど、あのころは目の前…

大急ぎロシア観光 その6:偉大なる都市への讃歌

前:大急ぎロシア観光 その5:乗り物のこと - On the Homefront 列車を降りた瞬間、ホームで流れてきた音楽があまりにもよく知っている曲で、今度こそ本当に涙が出てきてしまった。グリエールのバレエ音楽『青銅の騎士』の終曲、『偉大なる都市への讃歌』。…

大急ぎロシア観光 その5:乗り物のこと

前:大急ぎロシア観光 その4:本屋と文房具 - On the Homefront ドム・クニーギからの帰りは一人で地下鉄に乗った。モスクワの地下は交通網が発達していて電車の本数も多く、どこまで行っても値段は一定なので、目的地さえ分かっていればてきとうに乗っても…

愚痴はダメ?

先日適当な記事を書いてしまってから、なんで愚痴っぽくなることがダメなんだ?と自分で自分にツッコミを入れる羽目になった。愚痴っぽくなるのは良くないと私が思った理由は簡単で、そういうことはあまり人に聞かせるべきことではない……ということになって…

好きな季節

放っておくと愚痴っぽくなるので意識的に好きなものの話を書くことにする。 突然季節が変わって、肌が寒さを感じ取った瞬間、反射的に心が高揚する。10月くらいの空気が一年で一番好きなんだよなあ。夏が遠ざかっていくのを感じられるのが好きだ。 まあやっ…

大急ぎロシア観光 その4:本屋と文房具

前:大急ぎロシア観光 その3:チャイコフスキーの家博物館 - On the Homefront モスクワ滞在最後の半日は、一人で街をぶらぶら歩くことにした。楽しみにしていたのはなんといってもДом книги(ドム・クニーギ)、「本の家」……要するにでっかい本屋だ。ロシ…

大急ぎロシア観光 その3:チャイコフスキーの家博物館

前:大急ぎロシア観光 その2:バレエ鑑賞 - On the Homefront ロシア2日目はモスクワをちょっと離れ、クリンにあるチャイコフスキーの家博物館を目指す。ホテルから目的地まで2時間くらい車に揺られていくのだが、例によってモスクワ市内は大渋滞、それを…

夏休みは8月31日に終わらない

藤子マンガが好きなのでついドラえもんの話題が多くなってしまうのは許してほしい。のび太が夏休みの宿題に追われている夜の日付が8月31日だと知ったとき、幼い頃の私は奇妙に思った。そんな時期にはとっくに夏休みは終わっているじゃないか。分かりやすいよ…

それでも男子は赤いランドセルを使えない

最近のランドセルは色に縛られなくなってよいことだなあなどと思っていた私がバカだった。 例えば有名メーカーのウェブサイトを見てみると、ランドセルのページはまず「女の子向け」「男の子向け」の二択から始まる。「女の子向け」は赤だったり水色だったり…

大急ぎロシア観光 その2:バレエ鑑賞

前:大急ぎロシア観光 モスクワその1 - On the Homefront 当たり前だが、モスクワ市内はどこを見渡してもキリル文字だらけだ。一応ロシア語は初級の教科書を丸一冊習ったので文字は読めるし、出発前に語彙も叩き込んできたつもりだった。とはいえ、そんな付…

大急ぎロシア観光 モスクワその1

この3月、初めてロシアに行った。 突然思い立って1カ月くらいで準備して、わけもわからないうちに行って帰ってくるという慌ただしい一人旅だった。パスポートすら持っていなかった私がこうも急に海外旅行に行こうと思ったのも、一番の動機はロシア音楽にハ…

「第三外国語」の楽しみ方

ブログの説明にもある通り私は第二外国語にドイツ語を選んだわけなのだが、大学にいる間には最終的に15くらいの言語をやった。それなりの興味を持って積極的に学んだ言語もあれば、文字の読み方すらろくに覚えず終わったものもあるが、少なくともそのくらい…

地方コンプレックスが強すぎてつらい その2

こちらの続き。 queerweather.hatenablog.com ここで私はあえて「田舎」という言葉を使ったけれども、これは具体的に人口が何人以下とか、この施設がないとかあれがないとか、その内容を詳細に定義してもこの際意味のないものだと思っている。田舎とはそこに…

地方コンプレックスが強すぎてつらい その1

先日の江藤の記事に見るように、「東大とはいえしょせん文三」というような風潮があること自体は確かにそうかもしれないと思うが、私自身はそのような意見をやや他人事のように感じてしまう。ここでその原因を出身地域と結びつけて考えてしまうのは、私がコ…

私が文三だったわけ

何かハンドルネームを用意しなければいけないのか。じゃあとりあえず五十嵐にします。よろしくどうぞ。 ◇◆◇ 確かに、ブログやるならキャッチーに東大文三って名乗っちゃえ!みたいなことを私が言ったというのは間違いないが、こうして「文三ドイツ語クラス卒…