On the Homefront

東京大学文科3類ドイツ語クラス卒業生の共同ブログです。個々人が、それぞれに思うことを述べていきます。

2018-01-01から1年間の記事一覧

kentz1さんの退職のこと、その他

江藤です。昨日友人と長々と電話しました。タイトルにあるとおり、kentz1さんの退職のことなどについて。kentz1さんの退職エントリに関しては以下です。 note.mu 私も友人もkentz1さんと同じ年に同じ大学に入り、しばしばkentz1さんのツイッター上の動向に注…

世界の終わりでアン・ドゥ・トロワ、あなたの脳内に直接話しかけています、私は行きませんが…… インターネット時代の絶望(インターネット時代の絶望とは言ってない)

私たちを襲う虚無は、初めは「何やりゃいいのさ」という衒いのない戸惑いのようなものだったという。それはもしかしたら言語ゲームに参入する際、神経生物学的インフラとして各人に備わっているパラメーターとしてのエネルギーが無意識的に供給されていると…

先生の思い出

中高時代お世話になった教諭が亡くなった。先生の訃報が私の耳に入ったのは、私の端末の液晶上に突如現れたグループラインによってだから、目に入ったという表現の方が、事実上は正しい。 私の通っていたのは中高一貫校の私立でついでに言えば別学だった。最…

「東大を舐めている全ての人たちへ」を読んで:勉強に面白さを感じるということ

note.mu 江藤です。上記記事を読み、久々にこのブログを更新しようと思うほど、そこはかとなく辛く感じました。 確かに東大合格までにはかなりの訓練と、それをこなすだけの時間・エネルギーが必要なことは事実です。しかし別にそれは一から十まで苦しいもの…

東北出身者は検定試験にもケチつけられなきゃならんのか

平成29年度 日本語教育能力検定試験 試験問題 作者: 公益財団法人日本国際教育支援協会 出版社/メーカー: 凡人社 発売日: 2018/03/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 日本語教育能力検定試験、つまり日本語母語話者でない人に日本語を教えるた…

遠足の準備より遠足当日を素直に楽しいと思えた夏

遠足は当日よりも準備してる間の方が楽しい、みたいな傾向が多分にあって、例えば週末が楽しみだったとして、昔から木曜日あたりが一番好きだった。日曜日はあまり好きじゃない。楽しみにしてた週末が終わって、次の週末が一番遠くなる日だから。 とにかく何…

一年ぶりに考える、私が文三だったわけ

将来の夢ってはっきり決まっていたことがない。やりたいことを絞るには、世の中には知らないことが多すぎて、将来なりたい仕事なんてまだまだ選べるわけがないといつも思っていた。おそらく道を一つに定めていた方が何かと楽にやっていけたのだろうが、決め…

大急ぎロシア観光 その7:快晴のネヴァ川にて

前:大急ぎロシア観光 その6:偉大なる都市への讃歌 - On the Homefront 後になってガイドさんに聞いた話なのだけれど、サンクトペテルブルクの冬は本当に日照時間が少なく、3月でも雲一つない快晴なんてほとんど見られないのだそうだ。にもかかわらず、私…

こじつける理由が欲しいだけ

要らない遠慮をして楽しみを楽しめなくなるのは嫌だから、日付にはあまり特別な意味を持たせたくない。ただ日付が同じだからというだけで何の生産性もない感傷に浸ることは一番しょうがないことだと思うのだけれど、それでも、私はいまだに何かにつけてこの…

突発的文具レビュー その1

中高生のときはとにかくシャーペンが好きでしょうがなくて、とにかく手に入る限りのシャーペンを買い集めることに命をかけていた。今でもシャーペンに限らず文房具めっちゃ好きなんですが、集め始めてそこそこの年月になるし、せっかくなので文具レビューを…

あけましておめでとうございます:経済分野の新書を読んで迎えた年始

あけましておめでとうございます。 年末年始はだらだら本を読んだり映画を見たりし、その合間に美味しいものをしこたま食べるなどしていたら終わっていました。そう言えば、お風呂屋にも三回行きました。以下では、読んで面白かった本を紹介します。なんとな…